中高一貫教育とは、6年間を通し計画的・継続的な教育を行う新しい学校制度です。
学校形態は3つに分類されており、それぞれの特徴を生かした6年間の一貫教育を行います。
中等教育学校
1~3年の中学校部分を前期、4~6年の高等学校部分を後期と呼びます。後期募集を行わず、生徒全員が6年一貫の教育を受けます。前期から後期への進学にあたり、入学選抜は行われません。
公立の中等教育学校では入学にするにあたり、入試(学力検査)は行われません。入学者は各学校の特色に応じて、適性検査や面接などで決定されます。
併設型一貫校
入学に関しては中等教育学校と同じです。前期から後期への進学にあたり、入学選抜も行われません。中等教育学校との大きな違いは、後期で入学募集を行い、外部の中学校からも生徒が入学してくる点です。中学からの内部進学生と高校からの入学生が交わることで、お互いに刺激を受け合います。高校受験のない中高一貫校は中だるみが指摘されることがありますが、その懸念が解消されます。
連携型一貫校
市町村の中学校と県立高校が連携して、中高一貫教育を行います。教育課程の編成や教員・生徒との連携を深め、継続的・計画的に教育を行うのが特徴です。連携型高等学校へ進学する際、入試は行われず簡便な方法で入学選抜が可能となっています。併設型一貫校と同じく、高校入学時に外部中学校から生徒が入学してきます。